こんにちは。
SAHARA BLOGをご覧くださりありがとうございます。
夏の日差しがほのかに感じられるようになってきた今日この頃ですが、たけのこはもう召し上がられたでしょうか?
産地によってはまだまだ出荷している地域も多いので、まだ召し上がっていない方はゴールデンウィークにぜひお試しくださいね♬
今回のブログでは、たけのこに含まれる栄養についてお話していきたいと思います。
たけのこはかつて、栄養学的には注目に値するものはなく、香りや歯ごたえを楽しむだけの食材という扱いをされていた時期があったそうです。
実際、ほかの野菜と比べるとたけのこはカロリーも低くビタミン類もそれほど多くはありません。
しかしたけのこは、食物繊維・カリウム・アミノ酸など、健康に非常に役立つ栄養価を持っています。
たけのこを食べることによってどのような効能を得られるのか、詳しく見ていきましょう。
食物繊維
食物繊維とは、人の消化酵素で消化することのできない物質で、小腸で吸収されずに大腸まで達する食品成分です。
便秘の予防はもちろん、腸内の環境を整える善玉菌のエサとなって、これらの菌を増やす整腸作用もあります。
身体の中で有用な働きをすることが注目され、最近では第6の栄養素といわれることもあるんですよ。
そんな食物繊維、たけのこにはキャベツの約1.8倍、レタスの約3.3倍含まれています。
カリウム
たけのこは野菜の中でも、カリウムの含有量がトップクラスです。
カリウムは、細胞内液の浸透圧を調節し、体内の水分バランスを維持する重要な役割を担っています。
神経の興奮性や筋肉の収縮にも関与しており、運動機能をサポートする働きも持ち合わせています。
さらに、体液のpHバランスを保ちナトリウムを排泄する作用を持つため、塩分の摂り過ぎを調節する効果も期待できます。
食塩の摂り過ぎによるむくみや夏場の疲労感の改善にも役立ち、健康的な生活を維持するために欠かせないミネラルと言えるでしょう。
チロシン
ゆでたけのこを切ると、内部に白い点々がついていることがあります。
それこそがチロシンで、たけのこの最も注目すべき栄養素だと思います。
チロシンはアミノ酸の一種で、ドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の原料になる栄養素です。
ドーパミンは、脳や神経の活動を活発にし、意欲、集中力、快楽、幸福感などを高める働きを持つ神経伝達物質です。
「生きる意欲を作るホルモン」と呼ばれることもあるドーパミンは、ストレス緩和やうつ病の改善にも繋がる重要な役割を担っています。
五月病という言葉もあるように、四月〜五月は新生活への適応やゴールデンウィーク明けの環境変化にともない、疲れがたまる方も多いと思います。
たけのこは、そんなときにもぴったりの食材だと思いませんか?
食物繊維による腸内環境改善、カリウムによる血圧調整、チロシンによるストレス緩和など、たけのこはまさに自然が生んだ健康薬。
春の訪れとともに健やかな毎日を歩んでいくために、生命力あふれる美味しさで心身を満たしていきましょう♬