雲南省産松茸について

雲南省産松茸について

みなさん、こんにちは。
SAHARA BLOGをご覧くださりありがとうございます。

中国産松茸の輸入が始まり、
そろそろ全国の百貨店の店頭にも並び始めた頃でしょうか?


中国産の松茸は、主に

雲南省
四川省
吉林省
黒龍江省

などで収穫されます。



その中でも特に生産量が多いのは四川省雲南省で、
SAHARAが輸入する松茸もほとんどが四川・雲南産です。

松茸は同じ国で採れたとしても、産地によって少しずつ違った特徴があります。

中国産松茸について詳しくお話していきますので、
ぜひ今後の参考にしてみてください。

まずはじめに、雲南省の松茸について見ていきましょう。

 

雲南省

面積:約39.4万km²

省都:昆明市(日本でいう県庁所在地)

 

日本の国土面積よりやや広く、

梅里雪山、標高6,740メートルのカワカブ峰を含む横断山脈を筆頭に

そのほとんどが山岳地帯であり自然豊かな省です。

 

雲南省産の松茸

雲南省は中国の中で松茸の収穫時期が一番長く、
6〜11月の間、省内の山で収穫が続きます。


どこらへんで採れる?



主な収穫場所は横断山脈内にあり、
「*芒康(マルカム)」から始まりシャングリラ北部の「*得栄」・「徳欽」、
南下して「麗江」、「大理」と、北から南に向かって収穫が進んでいきます。

*芒康はチベット自治区チャムド市の県の一つ
*得栄は四川省カンゼ・チベット族自治州南西端に位置する県


横断山脈は四川省西部、雲南省西部、
チベット自治区東部の交わるあたりを南北に走っているのですが、
険しい山々は標高が高く(谷でも標高2,000mあります)
収穫後山越えすることが困難なため、通行の利便性により
一部雲南省外で収穫された松茸も昆明に集荷されます。

 

 

どんな気候?

現地は標高が高いため、6〜11月の気候は日本の秋にあたります。

中国では気温15度〜25度の間で松茸が育つと言われており、
特に7月、8月は松茸が育つピーク
日本より少し早いですよね。

基本的には曇っていますが、雨が降ったり晴れ間があったり…。
山の上なので、天気が変わりやすいのが特徴です。


どんな松茸?

雲南省の松茸は、比較的軸がまっすぐで形がきれいです。
特に大理や楚雄(そゆう)あたりで採れる松茸は、
上から見たとき軸がまん丸な形で、正面から見てもスラっとしており
価値が高いものが多いです。


ちなみに大理や楚雄あたりでは
5~6月にサマツ(初夏の冷え込みを秋と勘違いして生えるマツタケ)が採れ、
9〜11月に再び秋の松茸が採れるので、年に2回松茸の収穫があります。
(日本でもサマツが採れる地域がありますよ)



雲南産松茸の収穫量は年間約1,500トンほど。
中国で2番目に多い生産量になります。
雲南・四川産は、毎年だいたい7/25~お盆くらいまでがピークで、
1日の収穫高が150トンあることも!

9月に入ると、中国では中秋節、韓国では旧盆(秋夕)があり、
日本でも需要が高まるので価格が跳ね上がります。

中国産松茸の価格が一番低いとされるのが7~8月なので、
BBQで焼いてみたり、夏の贈り物としてもオススメですよ♪

 

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