コラム目次(全4回)
- 最高品質の松茸の産地、小金(しょうきん) 探訪の旅:その1
- 最高品質の松茸の産地、小金(しょうきん) 探訪の旅:その2 (このページ)
- 最高品質の松茸の産地、小金(しょうきん) 探訪の旅:その3
- 最高品質の松茸の産地、小金(しょうきん) 探訪の旅:その4
ギャロンチベット人(嘉戎蔵族)
丹巴チベット人同様に、小金のチベット人たちも、チベット民族の一支族であるギャロン族(嘉絨族)の古代の支流に属します。カム族やアムド族が遊牧や交易を主な生業とするのに対し、ギャロン族は古くから農業を営んできました。この独特の生活様式が、彼ら独自の文化や伝統を生み出し、四川省西部に独自の色彩を添えています。
ヤギは柳の葉を美味しそうに食べ、チベット人はチャン(青稞酒)をゆっくりと味わう。この土地で育まれたハダカムギから造られるお酒は、客人をもてなす際の最高の贈り物です。高原の澄んだ空気の中でいただくチャンは格別で、3杯いただいてもまだ物足りません。
歌と踊りは、チベット人にとって生活の中に根ざした文化です。カム族の踊りが力強く開放的なのに対し、ギャロン族のそれは、より繊細で優美な印象を与えます。彼らの歌声は、高地の澄んだ空気と調和し、聴く者の心を穏やかに包み込みます。
双河村 - 松茸の旅が始まる場所
松茸狩りの冒険は、小金美沃の自然村、双河村からスタートだ!
さあ、一緒に深山の宝を探しに行こう。
午前5時の目覚まし時計の音に起こされ、眠気を覚ましながら車を走らせる。
県庁所在地から小金美沃の双河村までは、山道を縫うように続く細い道。
1時間以上のドライブの後、視界が開け、緑豊かな村が現れた。
そこでは、素朴ながらも愛情のこもった農家の朝食が私達を励ます。
田舎の朝食は、一日の中で最も豊かな時間だ。
窓の外には、鳥のさえずりが響き、新鮮な空気を感じながらゆっくりと食事をする。この時間が、今日の松茸狩りへの活力を与えてくれます。
空腹は、食への情熱を掻き立て、美味しい料理にありつけば、もう何もかも忘れ、ただひたすらに味わいたくなります。
倒木が道を塞ぎ、冒険心をくすぐる。
地元の古老は言った。
「雲と霧に包まれた場所で、松茸は最も芳醇な香りを放つ」。
彼の言葉を頼りに私達は深山へと足を踏み入れた。そして、その言葉が真実であることを確信しました。
目標達成のためには、困難な状況でも乗り越えなければならない時があります。
さあ、目標に向かって行こう!
山道は遠くて危険なため、体力だけでなく、道迷いや天候の変化に立ち向かう心の強さも必要です。
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- 最高品質の松茸の産地、小金(しょうきん) 探訪の旅:その2 (このページ)
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- 最高品質の松茸の産地、小金(しょうきん) 探訪の旅:その4